治療方針
一般的に、歯科医院には、詰め物が外れたり、歯が腫れたり痛んだりした時などがきっかけで、訪れることが多く、痛くない、怖くないといったマイナスイメージの払拭ができきれていないことが原因だけでなく、歯や、お口の若さと健康がどのように大切か、また、そのことが、どのように生活の質を豊かにするのか、ということが、欧米のようにまだまだ浸透していないことが原因かもしれません。
また、歯科の検査や治療においても、ここ数年で大きく歯科治療に形態が変化してきており、CTの歯科分野への普及や3D処理などのコンピューター技術に発達による、より確かな診断技術の発達、治療においても、歯科用レーザーの進歩発達により、より痛みや負担が少ない歯科治療が可能になってきています。
そして、良いかかりつけの歯科医院を見つけることは、健康で長生きすることと同じように、生活の質を高めるために大切なことです。しかしながら、歯科の口コミや、評判、おすすめ、ランキングなどで、良い歯医者、上手な歯医者、名医などを見つけることはとても難しいことです。それは、歯科の治療が非常に専門性が高く、また、その違いや良さを知るのには、十分な時間や理解が必要になります。
北山吉川歯科クリニックでは、たとえば、一本の歯が痛んだり、腫れたりしただけでも、食事ができなかったり、日常生活に支障をきたすように、一本の歯の健康があって、初めてお口の健康が成り立つように、一口腔一単位のお口の健康があって、初めてお口の健康が良好ということができると考えています。
また、近年、医療の研究の進歩や、一般的な健康志向の高まりにより、たとえば、歯槽膿漏(歯周病)が単に歯やお口の健康を害する病気にとどまらず、全身に及ぼす影響(脳卒中、肺炎、心疾患、糖尿病、敗血症、早産、低体重児出産など)が知られてくるにつれ、ますます歯科の健康管理が重要視されつつあります。
また、歯科の検査や治療においても、CTの歯科分野への普及や3D処理などのコンピューター技術に発達による、より確かな診断技術の発達、治療においても、歯科用レーザーの進歩発達により、より痛みや負担が少ない歯科治療が可能になってきています。
そのため、北山吉川歯科クリニックでは、歯科(口腔科)の検査は非常に重要な役割を果たすと同時に、責任のある歯科医療を行うためも、デンタルドック(歯科検診、歯科精密検査)を実施しています。
若々しく健康な歯とお口を保つために、さまざまな歯科疾患に対する最新かつ高度な治療が必要であると同時に、予防が大切であり、その予防治療の最も重要なものが、かかりつけ検査としてのデンタルドック(精密歯科検診)であり、デンタルドックと適切な治療のこの両方が重要と考え、歯とお口の健康管理を行います。
この検査と治療を基に患者様の歯とお口の健康(歯科的な健康)、そこからつながる全身的な健康を保ち続けていただきたいと考えています。
当クリニックでは、インプラント治療、矯正歯科(歯列矯正)治療、審美歯科(美容歯科)治療、歯周病(歯槽膿漏)治療、根管治療(歯の根っこの治療)どの治療に対しても、それに先がけまず、デンタルドック(精密歯科検診)を通じて、歯科医師と患者様との双方で、お口の状態をきちんと把握、理解することがよりよい歯科治療につながると考えています。
治療の流れについて
- 問診・カウンセリング(基礎検査を含む) *但し緊急処置を先に行う場合もあります。
当クリニックに、最善の治療、全体的な治療、詳しく話を聞きたいといった希望で来院される場合、現在の症状、治療に対してのご希望などを伺うと同時に、歯とお口の健康に対するアドバイスを行います。 (お顔とお口の写真、お口のレントゲン等の基礎検査を基に)
部分的な治療、簡単な治療を希望される方は、基礎検査を基に、治療を進めます。(治療の内容、器材の準備、当日の予約の状況により、応急処置になる場合もあります。) 部分的な治療は悪い治療ではありませんが、なるべく応急処置的な治療は避けたほうがいいと考えます。その理由は→→こちら
- 精密検査・診断
当クリニックに、最善の治療、全体的な治療、詳しく話を聞きたいといった希望で来院された場合、問診、カウンセリング後に、虫歯、歯槽膿漏、歯の根の病気、かみ合わせの不正などを精密に検査し、見た目だけではわからない、お口の健康状態を正確に把握、診断し、将来的に起こりうる、お口、歯の問題や状態を予測可能にします。 (基礎検査の他、精密レントゲン検査、歯と顎の模型分析、かみ合わせ検査、歯槽膿漏検査、虫歯リスク検査、プラークコントロール検査、咬合力検査、等、その他CT、コンピューター診断検査)→→より詳しく
- 診断結果の説明・治療計画の立案
検査結果をわかりやすく説明し、個々の患者様に必要なお口と歯の健康へのアドバイスとお手伝いをいたします。 (コンピューター診断・シュミレーション、模型診断・シュミレーション、その他の診断説明と資料等))→→より詳し
- 治療
精密検査や、シュミレーションに沿った治療や、患者様の個々の、年齢、お口の健康状態、リスク状態、治療に対する希望等、を考慮し治療、予防、メンテナンスを一体として、歯とお口の健康を保ちます。→→より詳しく
- メンテナンス
治療後もなるべく長く、いつまでも若々しく健康的なお口の状態を維持できるようメンテナンスのお手伝いとアドバイスをいたします。
治療の流れ
問診・カウンセリング
- 歯が痛い
- 歯ぐきが腫れている
- 歯がグラグラしている
などの症状の相談から
- 歯周病を治したい
- 歯並びをきれいにしたい
- 歯を抜きたくない
術前 術直後
術後1年 術後2年(根管治療の完治)
- 歯を入れて欲しい
- 歯をきれいにして欲しい
- 子供の歯並びが気になる
など様々なカウンセリングを行います。
精密検査・診断
問診、カウンセリングから、デンタルドックを中心に歯科治療に必要な検査と、それぞれの症状に合わせた検査を行い、適切な診断を行います。
一般的に、ほとんどすべての歯科治療に共通の精密検査にプラスして、
- インプラント治療のための検査
- 矯正・歯列矯正のための検査
- 根管治療のための検査
最新のCTによる根管治療の検査
- 歯周病・歯槽膿漏のための検査
歯周病が進行している口腔内
同患者様の歯周病の進行状態をCTで検査した状態
- 審美歯科の検査
治療前の検査と分析と治療シュミレーション
実際の術前術後比較
実際の術前術後比較
実際の術前術後比較
- 小児歯科の検査
成長発育を調べるためのレントゲン
顎の成長発育を分析する検査
などがあります。
診断結果の説明・治療計画の立案
それぞれの症状に合わせた検査を行い、適切な診断に基づいた、より良い治療とお口の健康管理を考えます。
虫歯、歯周病、噛み合わせ、歯の根の問題、審美障害などを症状とする場合1
患者様は、左下奥歯のインプラント治療の希望と、前歯のぐらつきが主訴ですが、見た目ではわかりませんが、多くの歯科的問題を抱えています。
歯科医師(専門家)の術前の診断のイメージ図
歯科医師(専門家)の術後の治療のイメージ図
治療
カウンセリングと診断、治療計画に基づききれいで、健康的な歯とお口を作り上げたり、回復したりします。治療後いつまでも若々しく健康的なお口の状態を維持できるよう
診断部分の歯の病気の治療
左下奥の入れ歯の支えのセラミックの根元とその前の虫歯(インプラント希望部位の前の歯の虫歯)
前歯の虫歯と、歯の根の病巣、短い歯の根のぐらつき
左上奥歯の虫歯と歯の根の病気
右下奥歯の歯の根の虫歯と根尖病変(インプラントの歯の横の歯の状態)
左上奥の根尖病変と虫歯
治療
小さな虫歯の治療
左上の虫歯除去
右下の歯を抜かずに根管治療で再生
上の前歯の根尖病変の治癒とぐらつきの回復
治療後の状態
メンテナンス
治療後もなるべく長く、いつまでも若々しく健康的なお口の状態を維持できるようメンテナンスのお手伝いとアドバイスをいたします。
2004年術前
2004年治療終了時
2005~2015年 定期健診、ブラッシング指導
2015年定期健診時
当クリニックの歯科治療の特徴
当クリニック独自の精密検査
当クリニック独自の精密検査(歯科検診ドック)で、虫歯、歯槽膿漏、かみ合わせ、歯の根の病気などの診断と、原因の特定、将来予測される問題等を見極めることが、予防治療の最も重要な要素の一つとして、治療に臨みます。(歯科検診ドックは約1時間半ほどの時間をかけ、検査を行い、診断結果は数日間いただきます。 緊急処置以外は、基本的にこの検査を受けていただくことで、初めてかかりつけの歯科医師として、責任のある歯科的健康管理を行うことができます。また、このような検査のデータは、その時点での診断や、治療に役立つばかりでなく、生涯にわたるお口の健康管理に非常に大切なデータとなります。) →→より詳しく
各分野の専門治療
補綴治療、歯周病治療、矯正治療、根管治療、インプラント治療、審美歯科治療等の各分野の専門性を統合し、総合的な歯科治療で、さらに上のファーストクラスの治療を行います。 →→より詳しく
目に見えない部分の治療の差
目に見える治療の仕上がりや審美性等の差だけでなく、目に見えない治療こそが当クリニックの独自治療の差であり、再発のない虫歯治療や、根管治療を行い、丈夫で長持ちのする治療を行います。 →→より詳しく
しっかりとした定期健診とメンテナンス
治療の終了が終わりではなく、患者様の生涯にわたるお口の健康を考慮した治療を行った後に、歯科検診ドックを定期的に続け、また、しっかりとしたメンテナンスとアドバイスを続けます。 →→より詳しく
治療の前も治療の後も、最新の医療設備・技術と治療環境でかかりつけ医として通院ができる
当クリニックでは、2003年の開院スタート時から、最先端の設備(デジタル機器、ソフトウェア、レーザー機器、CTスキャン、CAD/CAMなど)と技術(日本にない技術、治療方法など)、と衛生的で美しいオフィス環境(医院環境)で治療を行ってきましたが、日進月歩の歯科医療を最良の形で実践できるように、常に先を行くアップデートを行い、これから治療を始める方にとっても、すでに治療を終えられてメンテナンスに通われる方にも、そのメリットが最大限享受できるようにしています。
当クリニックの歯科治療の特徴
当クリニック独自の精密検査
レントゲンによる見えない虫歯の発見
銀歯の下の虫歯
見た目にはわかりませんが、精密検査をして歯の神経を抜かなくていいように早期の治療が必要になっていました。
非常に大きな虫歯です。
慎重に虫歯を取り除きました。
歯の神経を傷つけないぎりぎりのところでとどめておきます。
歯の神経の保護と、第二象牙質の再生を促すお薬を詰めます。
仮詰めの状態で第二象牙質の再生にかかる約3か月から半年待ちます。
半年後、治療を完了させます。(反対側の奥歯はセラミックで治療済み)
仮詰めを外し、一層の軟化象牙質を完全に取り除き、虫歯を完全に除去します。
第二象牙質(獲得象牙質)の生成が認められ、歯の神経が守られています。
さらに丁寧に、歯の神経を保護し、セラミックインレーの型どりをします。
仮詰めのシールをします。
セラミックインレーを入れ 、歯をきちんと修復しました。
最終のかみ合わせの状態に、問題のないことを確認し、治療を終えます。
レーザーによる見えない虫歯の発見
術前のレントゲン診査と、レーザー虫歯治療診断器による精密な虫歯検査の診断に基づいて治療
所見:3本の歯の溝がすべて同じように黒くなっていて、虫歯に見える
診断:
右から、歯の溝が黒くなっているが、すでに歯の再石灰化が起きていて、虫歯ではなく、歯を削ってはいけない歯
真ん中 歯の神経を抜かずに虫歯治療ができる可能性が高い歯、ただし、非常に進行が進んでいる虫歯
左 歯の溝の黒い部分の一部が、削って治さなければいけない虫歯、ただし、非常に初期の虫歯
CTによる歯の腫れの原因の特定
噛み合わせの検査による虫歯の発見
歯周病による虫歯の発見
各分野の専門治療
インプラント、根管治療、虫歯治療、審美歯科治療の総合治療による治療
目に見えない部分の治療の差
目に見える治療の仕上がりや審美性等の差だけでなく、目に見えない治療こそが当クリニックの独自治療の差であり、再発のない虫歯治療や、根管治療を行い、丈夫で長持ちのする治療を行います。 →→より詳しく
しっかりとした定期健診とメンテナンス
治療の前も治療の後も、最新の医療設備・技術と治療環境でかかりつけ医として通院ができる
当クリニックでは、2003年の開院スタート時から、最先端の設備(デジタル機器、ソフトウェア、レーザー機器、CTスキャン、CAD/CAMなど)と技術(日本にない技術、治療方法など)、と衛生的で美しいオフィス環境(医院環境)で治療を行ってきましたが、日進月歩の歯科医療を最良の形で実践できるように、常に先を行くアップデートを行い、これから治療を始める方にとっても、すでに治療を終えられてメンテナンスに通われる方にも、そのメリットが最大限享受できるようにしています。